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片山整形外科リウマチ科クリニック

[整形外科・リウマチ科・リハビリテーション科] 片山整形外科リウマチ科クリニック
北海道旭川市豊岡13条4丁目5番17号 TEL:0166-39-1155

リウマチに関するお話

みなさん、関節やそのまわりが痛かったり、曲がりずらかったりでおこまりのことはありませんか。
リウマチではないかと心配しているかたもいると思います。

今回のおはなしでそのような方にすこしでも関節の病気のことをわかっていただいたら幸いだと思います。


まず、肩、膝、指など関節を動かしてみてください。関節のまわりをを押してもうごかしても痛くなく十分に
関節がうごくようでしたら、原因は関節以外にあることが多いとおもいます。たとえば、神経の放散痛、筋肉
痛、血管性の痛みなどが考えられます。そのような場合痛みの原因は関節より離れたところにあります。
一方、関節や関節のまわりを押したりうごかしたりすると痛いときは原因は関節のなかや関節のまわりの靱帯
や腱に問題があることが多いとおもいます。

腱鞘炎ではどちらかというと関節を動かす際に、腱にそって痛みが放散したりする傾向があります。関節のな
かに痛みの原因があるときは、関節を動かしたり押したりすると痛く、炎症が強いと関節のまわりが紡錘状に
腫れたり、発赤や、熱感をともなうことがあります。

関節のこわばりは関節炎や腱鞘炎でおこることが多いのですが、関節が腫れていないのにこわばったりするの
は関節炎というよりはむしろ腱鞘炎であることがおおいようです。また関節が腫れているようにみえても、硬くてごつごつしているもの(指に多いのですが)
は関節の炎症というよりは、年齢的変化による骨の増殖によるものが考えられます。

関節痛をひきおこす病気はたくさんありますが、最も多いのが、変形性関節症といって、年齢とともに関節の軟骨がすり減り痛みが生じるのですが、体重をかけたり、動かしたりすると痛くなるのが特徴ですが、ひどくなると安静時にも痛みがでてきます。場合により、関節のなかに水がたまることがありますが
その水は透明で濁っていません。

一方、炎症性関節炎では、はじめから痛みが安静時にも認められ、関節が腫れたり、熱をもったりします。関節に水がたまるときは濁っていることが特徴的
です。関節痛はリウマチでは手首や手や足のつけねの関節、痛風でほ足の親指のつけねの関節、脊椎炎に伴う関節炎では指や趾の先端の関節、付着部炎では
全身の腱や靱帯の付着部等好発部位が異なります。

治療はそれぞれの病気により異なり、方針をまちがうと関節が固まったり壊れたりすることがあるので専門医の診察を受けることをおすすめします。

関節のリハビリについてお話ししましょう。まず、関節の痛みが強く腫れたり熟をもったりするような急性炎症期では関節の安静をたもち、局部を冷やすと
良いでしょう。関節は長く動かさないでいると拘縮といって関節のまわりの組織がちぢんだりして元にもどらなくなりますので痛みがやわらぎ腫れが引いて
きたら逆に関節を暖めながら一日10回程度目いっぱい関節を動かす練習をしてください。

また体重をささえなくてはならない膝、股などの下肢の関節では、関節にかかる負担をへらす為、膝関節では大腿の前の筋肉(大腿四頭筋)、股関節では横
の筋肉(中殿筋)の筋力訓練が特に重要です。体重の減量も効果的です。また、下肢の筋力維持、骨粗鬆症の予防という見地から一日何分かは直接日光にあ
たって散歩してください。

■今回関節にしぼってお話しましたが、筋肉痛や神経痛も含め痛みがつ よくお困りの方は一度当院へお越し下さい。


リウマチと腸内細菌

関節リウマチ(リウマチ)をネズミなどの実験動物で再現することが出来ます。リウマチの動物モデルです。このモデルを使った実験では、大腸菌由来の毒素であるエンドトキシンを動物に与えると免疫を狂わせ、関節炎が悪くなるという結果が得られています。また、リウマチ患者さんでは腸内細菌の分布の異常 があることが報告されつつあります。

大腸菌は腸内細菌の一つで、大腸にいる代表的な悪玉細菌であることはよく知られています。もし大腸菌とこの菌が作るエンドトキシンを減らすことが出来 たらリウマチが改善する可能性があると考えられます。一般的には、ヨーグルトが腸内の代表的な善玉菌である乳酸菌を多く含み腸内の環境を改善し健康に 役立っていることは周知の事実です。

一方、生の牛乳にごく微量に含まれているミルク抗体は大腸菌をはじめとする各種の悪玉細菌を直接たたきます。ミルク抗体を使って、細菌毒素や、毒素を 産生する腸内細菌を減らすことが出来れば関節リウマチの改善が得られると思われます。当クリニックでは過去数年來、充分量のミルク抗体の効果を調べて いますが、約半数の患者さんに何らかの臨床改善効果が認められ、その結果を報告しました(Nutrition journal 2011, 10:2)。腸内細菌のコントロールに よる新しい治療法がありそうです。

一般のリウマチ治療に対する考え方は、強力な免疫抑制剤や生物学的製剤などもちいてリウマチの症状を改善することですが、一方免疫抑制による副作用も 認められることがあります。そのため合併症を多く持っている患者さんではなかなかこれらの薬剤が使用できません。しかし、ミルク抗体は、腸内悪玉細菌 およびその毒素をへらし逆に本来の免疫を活性化することで臨床効果を発揮する可能性がありこれらの患者さんにもお勧めです。



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